2011年11月29日火曜日

寒い日に


「寒い・冷たい」と孤独は似ている。

持論ですが、孤独感が人を動かすと思う。
怒りという人もいるけれど、私は孤独感だと思う。
老若男女問わず、孤独はずっとつきまとう。

私は自分のであれ他人のであれ孤独に過剰に敏感で、その深さを探ろうとしてしまう。
本当に大切な人って時々いて、その人を孤独感からどれほど解放させられるか考えること、
それを行動で示し続けることが、私にとって愛するということだった。
大切な人の孤独を拭いたいと心底思うし、
おそらく忍耐が必要なその作業をずっと続けていきたい。
それなりに覚悟が必要だろうし、泣いたり怒ったりするだろうけど、それでも続けていきたい。

本当は、孤独から一番解放されたがっているのはきっと自分で、だから絵を描き続けているのだろう。
絵を見てもらって孤独感をまぎらわすのではなく、
現実の世界とは別の、自分の世界を新たに生み出すことで、孤独から逃げているのだと思う。
自分の世界を生み出したことで、今度はそこに人を踏み入れることを恐れてしまったけど、
いつまでも極小化された自分の世界だけで生きていく(描き続ける)ことは、そろそろ止めたいんだ。

きっと転機なんだろうな。
「自分は変わらないけど、お前は変われ」が
全てのディスコミュニケーションの基であるという話が
なかなか印象的で、これまでは自分の世界を守ることを優先していたけれど、
今後は私や私の世界の形を、徐々に変化させていきたい。
始めのうちは、それまで逃げてた孤独感と正面きってぶつかることになるけれど、
それくらい頑張りたいと思えることはきっととても幸せなことだ。

そしてそれが完成したら、孤独を拭う、マイナスをゼロにする愛からもう一歩進んで、
ゼロをプラスにする、楽しいや嬉しいをたくさん生み出す、そんな人になれたらいいなと思います。

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