2011年11月11日金曜日

キャンバスに私を閉じ込めるということ

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参加予定
「萬福寺芸術祭ーENー」
2011.11.19[sat]-20[sun] 12:00-19:00
会場|黄檗宗大本山萬福寺

詳細は一つ前の記事に記載しています
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昨日読んだ、宮島達夫さんのこの言葉がとても良かった。

自分の中に生じていた違和感。
言葉が大切だということはよく分かる、
でも作品のコンセプトをはっきり完璧に言いあげることができれば、
そもそも自分が作品を作っていただろうかという違和感。
でも言葉って大切だと思う矛盾。
「言葉が大事」という認識と「絵画で表す理由」のバランスを巧くとることが出来なかった。

この小さな矛盾と違和感を払拭してもらえたように思う。

言葉にするのが大切なのは、一つ一つの絵の説明ではなく全体を通した世界観。自分の指標。
何を作りたいのか、
何を考えているのか、
どう生きてきたのか、
どう生きていきたいのか、
誰を、なぜ好きなのか、
私の世界は一体どんな世界なのか。

私がどんな世界観を持っているか、徐々に固まってきたように思う。
今のところキーになっているのは「全」と「線」、あやふやなのは「点」。
全ては繋がっているということ。「点」は「一」とも「個」とも「今この瞬間」とも言い換えられる。
線の上の「点」をこれから詰めていきたい。

こうして考えれば考える程、絵を描くって難しいと感じてる。
自分に渦巻く考えがどんなことを言っているか、ようやく掴めつつあるというのに、
それをどうキャンバスの上に落とし込めばいいのだろうか。
この考えが何色なのか、どんな形をしているのか、格闘しなくてはならない。
落とし込むというより、流し込むの方がイメージとしては近い。あくまでもニュアンスの話だけど。
創るってこんなに難しいことだったのか。
でも創りたくてしょうがない。私の世界を形にしたい。

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明日は、岐阜県美術館所蔵 ルドンとその周辺ー夢見る世紀末展に行こうと思います。とても楽しみ!
ルドンを見るのはおそらく初めて。あの独特な空間を醸し出す色使いをゆっくり見てきたいです。
あと、最近興味が薄れてきていたけど、印象派、
コローとドガが見たいな、と思った。ドガは生で見たらきっと綺麗だと思う。
あとセザンヌもちょっと楽しみ。すごく混んでるだろうかから、早起きして行こう。
そしてANTEROOM KYOTOで、「超京都名和晃平さんキュレーションという、すごく楽しみな企画展!
明日はゆっくり本を読もうなんて思っていたのですが、1日中動き回ることになりそうです。楽しみ。

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