2011年8月23日火曜日

お知らせ

twitterで情報をあげていましたが、

この度、
「ねじ梅タッシと思い出ナンセンス」というバンドの、
CDアートワーク全般を担当させていただきました。


8月17日より、
タワーレコード新宿店、大阪丸ビル店、京都店、オンラインショップで販売しております。

オンライン販売はこちら





京都店、大阪店では早くも一度売り切れてしまいました。
すごい人気です!現在は再入荷で置いてある模様。

ジャケットは、昨年描いた「tower/sheep」です。
CDの盤面には、新しく描きおろし作品を使用していただいております。
看板も設置して、大きく展開してくださっていますので、ぜひ足を運んでいただければと思います!

ねじ梅タッシと思い出ナンセンス(以下ねじ梅)を初めて聴いたのは、
大学2回生、もしくは3回生の頃。ドラムのフルヤが私の先輩で、ライブに誘われ行きました。

そこからじんわり、私の生活に入ってきて、
私の先輩や、自分自身の卒業のとき、この人たちの音楽をずっと聴いて、ずっと泣いてた。

ボーカルのタッシさんは、京都で板前さんをしていて、30才でオーバーオールが似合って、
いい歌を歌うのです。

ぜひたくさんの人に聴いてもらいたい。
宜しくお願い申し上げます。

今回のシングル、28才を聴いてから、ずっと考え続けていたことがあった。
歌詞に「死ぬ前に誰か一人だけ会えるなら誰に会いたい?」という箇所があるのですが、
その答えが浮かばなかった。
初めに浮かんだ答えは、一人絵を描きながら死にたい、だった。
でもそれもしっくりこない。
私が死ぬ前に一人会いたいと思う人はきっと、
その人といると心から安心できる人、信頼してる人、長いこと一緒にいる人だと思う。
そんな人が思い浮かばなかったことがショックだった。
周りの友人は明確に誰かを挙げられていて、私にはそれが出来なかったことに傷ついた。
そんな想いを悶々と、数ヶ月抱えながらのジャケット製作でした。
だけどつい先日、この話を愛のかたまりのような人にしてみたら、
「一人でいることに憧れる」と言われて、まさかその人からその回答を得るとは想定しておらず、
思わず笑って肩の荷がふっと降りました。
今でも答えは出ていませんが、一人もいいし、この先誰か現れてくれるのも素敵だなと思っています。
一人と制限するから今は難しいのかな。大切な人はたくさんいる。
その中で自分のポジションを明確に出来ている状態が望ましいのかもしれない。
うーん、まだまだ曖昧だ。

今日はお知らせと、久しぶりにぼんやりとした文章を書いてみた日記でした。
今週末は台北!アート台北にいってきます。
たくさん刺激を受けて、またここに書けたらいいな。
行ってきます!

2011年8月18日木曜日

里帰り3日目


さて京都に帰る日。
2日目、3日目は天気に恵まれなかったのですが、
20度ほどで随分涼しく、避暑を楽しむことができました。
我が家のいぬいぬねこその1。







最後に草千里に寄って、今回の里帰りは終了。
また時々帰れたらいいな、と思います。







(霧がすごくてなにも見えないー)



来週末台北に行くことになりました!ひゃふー!
ああ わくわくする!
まだ前準備を何もしていないので、そわそわしながら準備します。

里帰り2日目

2日目は菊池渓谷と八千代座に行きました。





























八千代座のロゴデザインは、100年前のものと思えない。
八つの「チ」で「ヨ」を囲んで八千代。
なんてすてきなんだ、グッドデザイン!
ロゴの版を見ると、チの形が一つずつ違っていびつで、手作業の暖かみを感じました。

里帰り1日目

母にプチ旅行に連れて行ってもらいました。
天草でイルカウォッチング!
野生のイルカがたくさんいました。
望遠レンズ使用していないのに、近くで撮れた。
すごくそばまで寄ってくるので、顔までしっかりと見ることができました。
かわいかった…*
















その後、とれたてピチピチのヤリイカのお刺身や、
天草大王という鶏のたたきや、お造り盛り合わせや、車海老の天丼や、荒炊きや、
おいしいものたくさん食べて、温泉に入って帰ってきました。

普段は山暮らしの実家な為、同じ県内でも海側に行くのは滅多にないのです。
小学生以来でした。
楽しかったー。

次回からは、山の写真、私の本当の地元の写真を載せます^^

2011年8月12日金曜日

夜がふけたら黒い犬とないしょの話

最近読んでいる『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)』が
分かり易くて非常におもしろい。
先日ちらりと書いた、「現代アートの楽しみ方を知った気がする」の話も含めてここに記載。

■まずは絵を「観る」ことの話

先日東京で行った名和さんの展示形態がとても印象的で、
一周目は何の資料も無い状態で作品を鑑賞させ、
一周目の終わりに各々の作品の概要を書いたリーフレットを配布、
それを読みながら、もう一周することでより深い作品への理解を促すというものでした。

一周目で自分が作品から受けた印象と、リーフレットの説明が似ていた時の喜びや、
二週目にリーフレットを見ることで、初めて作品を理解できたと実感したことを、鮮やかに記憶している。

この展示を見て、1年間自分がどれほど勉強させてもらえたのかを実感しました。

1年前の私のアートに対する考え方は、
「見て好きになった作品のみを楽しむもの」であって、
「作品を理解して楽しむもの」ではありませんでした。
見て分からない作品を好きになる、という感覚がなかった。

それをいうと、コンテンポラリーアートなんて、一目では分からない作品ばかりで、
時折その中に、好きな色合いや風合いのものがあり、
それだけをぼんやりと楽しむのが自分にとってのアート鑑賞でした。

それが昨年からの1年間、
主にtwitterでギャラリストやキュレーターの方々の発言を追い続け、
直接や配信動画でもお話を伺って、
自分がいかに何も考えず、何も学ばず、作品を鑑賞していたか実感した。
今まで行った展覧会で、いかにもったいないことをしていたか痛感した。
1年間かけて少しずつ。

最初に目が覚めたのは、
「作家の努力の結果の作品を、鑑賞者が何の努力も無しに見るのは間違っている」という言葉。
(本当はもっと明確な言葉で、あくまでニュアンスです…)
自分が見る側に立った時、いかに受け身で作品を見ていたか、この言葉でまず目が覚めた。

「キュレーションの時代」にも、その概念を分かり易く説明してある。
特に残ったのは、禅の教え「主客一体」のくだり。

以下引用(『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)』p.158)
「主客一体」という言葉があります。(略)
招く側(ホスト)と招かれる側(ゲスト)が協力し、
ともに一体となってつくりあげるものであるという意味です。
そこではホストとゲストの間に、その場で生み出される芸術に対する共鳴がなくてはならない。


村上隆さんが、hidari-zingaroの日本画ZERO展によせられた感想も印象的。

引用(原文はこちら:展覧会を観て 2011年5月3日:村上隆(5月4日加筆)
描く方にも問題があるけれども鑑賞者にも深みは無い。
もう少し芸術の楽しみ方、踏み込んでくれないかなぁと思いますよ。


1年前はよく分からなかった、この訴えかけをようやく理解できたと実感したのが、
この前の東京で行った、名和さんを始めとする幾つかの展示でした。

村上さんのおっしゃる「楽しみ方」自体にはまだまだ踏み込めてるとは思いません。
そうじゃなくて、それより前の段階、「自分には深みがない」ことにようやく気がつけたのです。
恥ずかしい話ですが。でも気がつけて嬉しかった。
見る目を肥やすために、たくさん勉強したいなと思いました。

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「観る話」だけで、長くなってしまった。
「描く話」も書きたかったのだけど、それは次回にまわします。

明日からお盆休みで里帰り!
真夏の草原を、水源を、天の川が分からなくなるくらい大量の星を満喫してきます。
カラシ蓮根と、馬刺と、おいしい地酒を買ってこよう〜
みんなの地元の特産品、名物ばかりを持ち寄って、「地元自慢食パーティ」を開きたい!
なかなかの名案だと思うのだけど。フフン!
名物に上手いもんなし、なんて言うけれど、それはきっと時代遅れ!
おいしいものたくさんあると思うんだ。食べたいなあ。おいしいお酒飲みたいなあ。

みなさん良い夏休みをお過ごしください。
帰ってきたら、地元の写真をアップします。

2011年8月8日月曜日

splash !





憧れていたビアガーデンに行きました^^
京都タワーが臨める(私にとっては)最高のロケーションで、明るいうちから生モルツ!
お祭りも行ったし、旅行も行ったし、素晴らしい夏です。

今週末は里帰り。地元の草原を拝んできます。
阿蘇山の草千里。菊池渓谷も楽しみだなあ。
写真、たくさん撮ってこよう!

そして今月末、台北に行くことになる、かも、しれません!
行きたい!
目的はアート台北です。
すっごく行きたい!
行けるかな!
行けたらいいな!
すっごくすっごくすっごく、行きたい!

最近、グーグルストリートビューで旅する遊びを教えてもらい、色んな場所を旅しています。
(グーグルストリートビュー旅行で)フィレンツェに行ったときは、
ああ、私、いつかここ行くんやろうなあって思った。
パリに行った直後に、リオデジャネイロに行くおもしろさ。
次はどこに行こうかな。
おすすめです。

一日ってどうしてこんなに短いんだろう、と最近思っています。
9時から21時頃まで働いて、家に帰るのが23時。
読みたい本もたくさんあるし、絵も集中して描きたいし、
それに毎日語学の勉強をしたいんだ。
少し知識を入れてみると、自分の無知さを知るのです。
勉強したい。もっともっと、たくさんのことを知りたい。語彙を増やしたい。
時間を大切にするって、今まであんまりしてなかったな…

限られている20代の時間を、今の、将来の自分の為に、存分に使いたいんだ。
最近の私は、なぜか無限の可能性を自分に感じていて、
驕りかもしれないけど、これはとても喜ばしいこと。
この1年間、特に前半は苦しいことが多かったけれど、
それを経たからこそ、自分が、人生が変化している気がする。

人が変わるには、
・時間配分を変える
・住む場所を変える
・つきあう人を変える、
だったかな。
友達に教えてもらいました。
この言葉の正しさを、実感している毎日です。
このチャンスを逃す訳にはいかないんだ。