2013年5月22日水曜日

南の島で考えた



私のしたいことって何かなあと考えていたら、メディアを作ることかもしれないと思った。
思い返すと小学生の時には「あおば新聞」だかなんだか作って、
職員室で刷らせてもらい、友達に配布したこともあった。
今考えると少し恥ずかしいけど、あの時の内容って何を載せていたんだろう。
それ以外にも、友達と漫画を描いて刷って本の形にしてみたり、
メディアを作る機会は多かったように思う。

今私がしていることで、1番の理想形は「ちりめん日記」だ。
ちりめん日記のイラストは作品ではなくメディアという認識を持ってる。
本当はもっと頻繁に更新するのがいいのだけど、なかなかできてないのが悔しいところ。
自分が作り馴染んでいるものは、作品よりメディアに近い気がする。
作品を作る喜びはここ数年で知ったので、今後も大切にしていきたいけど、
メディアを作ることもしてみたいな。
なるべく規模の小さい、個人的なコンテンツがいい。ブログに毛が生えたような。
イラストと写真と文章で、暇つぶしになるようなもの。
そう考えるとやはり今作っているものの中では「ちりめん日記」が1番近い。
今年中にちりめん日記をzineにして、紙に落としこんでみたい。


写真は先週末、従姉妹の結婚式に呼んでもらって行った沖縄です。
沖縄はごはんとビールがおいしくて、水の色がきれいないい場所でした。
現地の人の言葉はよくわからなくて、市場の様子は、台湾そっくりだった。
日本語が通じる台湾に遊びに行った気分。
夏のような弛緩した空気はとってもハッピーだった。

だけど、「ウチナー」ならではの、時間の流れが遅く感じるハッピーな空間の中に、
全く空気の異なる米軍基地が唐突に現れる町並みは妙に恐ろしかった。
沖縄の人の緩やかな態度は、日本のどこより平和な空気を感じさせるのに、
道路沿いにある米軍基地を通る度に妙に暗い気持ちになる。
この中に武器がたくさんあるんだろうな、と思いながら横を通った。

沖縄に行ったのは、中学生の時の修学旅行以来だったけど、
当時と全然違うことを感じる旅だった。
でもどこか悲しくて寂しいのは、同じだった。
旅の間は感情に敏感になる。どんな旅もちょっと寂しい。
そしてつくづく思うのは、旅はお酒が飲めるようになってから行った方がずっと楽しい。

来月は北にいくよ。