2012年4月4日水曜日

明日になれば


ほぼ日の「今日のダーリン」のように、毎日連続で書こうと思っているのですが、
なかなかかなわない日が続いています。
最近は、これまでの中で一番仕事が忙しく、職場のソファで縮こまって仮眠を取るが多いです。
腰と内股(?)に激痛が走るので、今晩は家のベッドで寝られるよう、もう一踏ん張り頑張ります。

あまり情報を追ったり、何かを考えたりすることもできない日が続いています。
最近はBRUTUSの糸井重里さんの特集を空き時間に少しずつ読むのにはまっていました。
糸井さんの人に囲まれる雰囲気が好きです。みんなが何をほしがっているのかが分かる人なんだろうな。
仲良くなってみたいなあ。

原研哉さんの「白」を読みました。その中で、一番最後に書いてあったお話。
銀閣(慈照寺)は、庭園が素敵なお寺で、
足利義政はほんとに趣味のいい人だったんだろうなと思うのですが、
その慈照寺のお掃除や庭の手入れをする職人は、長年働いて、定年を迎えた時だけ、
銀閣の2階、「潮音閣」に登ることを許されるそうです。

この話がとても好きで、「潮音閣」に入った職人は、今まで何人くらいいるんだろうとか
何時頃に入るんだろう、とか、たった1人で入るんだろうか、とか、
こっそり形見を残した人はいないんだろうか、とか、想像が膨らみました。
たった1日を、どれほど楽しみにしているんだろう。
ウン十年、自分が手入れをした庭は、そこからどのように見えるんだろう。

インターネットはもちろん、仕事でもなんでも、めまぐるしい日々です。
いつの間にか春になっていました。
きっと、すぐに夏です。去年の夏は、鴨川でみたらし団子を食べたことをよく覚えています。
移り変わる景色の中で、継続する努力や、保ち続けることに、美しさを感じます。
小さなことでも、決めたことを継続していきたい。それはきっと、大きなものとなって還ってくると思います。
だからまずは今年から、ブログを毎日更新!と思っていたのですがなかなか難しいです…
5月後半から…がんばります……



続くといえば、大学の後輩が卒業しました。
その子たちの卒業は、この春一度だけですが、少し寒い春のこの匂いは毎年変わらない。
卒業しないでと大泣きした記憶も、随分前のことになりました。当時の友人や先輩は、今でも変わらず友人です。
私が追いコンで泣いた、ねじ梅タッシと思い出ナンセンスの演奏で、今年の卒業生も泣いていました。
卒業して、俯瞰してそれを見れる立場になったことを、嬉しいなあと思いました。

春の高揚も、夏の切なさも、秋の優しさも、冬のため息も、
表面的なものは違えど、根っこはきっと変わらないのだ。

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