2011年3月25日金曜日

明朝

先日、後輩が卒業しました。
さみしいなー と思うけれど、去年のような、もしくは一昨年のような、
涙がとまらなくて、苦しくてたまらないといったことにはなりませんでした。
卒業して1年経ってみて、遠く離れてしまった友だちとも案外会えること、
会える時間は減っても案外つながっていられることを、実感したのだと思います。
だから後輩が卒業して、さみしいけれど、それはやっぱりさみしいけれど、
会えると分かってるから大丈夫です。
遠くに行ってしまう人が、私の世代に比べればまだ少ない方だし。

今は、穏やかな日々です。
震災の時期は胃痛がひどく、やけ食いと拒食を繰り返す日々でした。
穏やかな気持ちが戻り、ほっとしつつも、
たった2週間弱で、穏やかな日々が戻ってくることに恐怖を感じる。
twitter上の混乱も、今はほぼ落ち着いてきました。
忘れたくはない。あの衝撃を絶対に自分から薄れさせてしまいたくない。
ゼミのOBの連絡網で、東北で教師をされている方の今の声や、
そうかと思えばアメリカで暮らしている方からアメリカ内の声を聞くことができて、
自分の知らない場所の、知らない気持ちを感じています。
私の中でも、終わらせるべきでないと思います。

それでも、だんだんと私の日常が戻りつつあります。
いろんなことがあって、いろんな感情があって、
うれしかったり、たのしかったり、
ときどき悲しかったり、さみしかったり、
ちょっぴり切なくなったり、
いろいろあって、
結局私はすっごく幸せだなあと実感しています。

例えば、卒業式の写真を見てみんなのことを思い出しているときに、
きっつい仕事のメールがきたら、いつもより余計しょんぼりしたりするけれど、
そういう日常でさえもなんだか大事に思える。
これからしたいことがたくさんあり、素敵な記憶がたくさんあり、優しい友だちがたくさんいる。
おいしいコーヒーも飲めるし、おいしいごはんも食べられます。
だから今まで通り、やっていくことができそうです。
無理せず気楽にいれたらいいな。

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