おいしい時間

美しい生活力をもっと身につけたい。
ほつれたボタンをきちんとつけるとか（糸足もきちんとする）、
染み抜きをするとか、
お客様が来はるからカーテンを洗うとか、
家庭菜園のハーブを使って料理をするとか、
はたきを毎日かけるとか、
そういうこと。
手作りジャムにはちょっと時間がなさすぎる。

朝早く夜遅い今の仕事を楽しんで、
さらに大阪から遠い京都での暮らしを優先している以上は
なかなか適わないことも多いから、
せめて健康的な生活をできるようになれたらいいと思います。
ミーハーのため、シリコンスチーマーを買うことを検討中。
…あとボタンつけくらい、ちゃんとできるようにならなくちゃ…うう最低限…

今年は梅酒をつけれたらいいなあ。
ジンベースの梅酒がおいしいと聞いたので、挑戦してみたい。

うちは女しかいない家だったので、
電気を交換してもらうとか、棚を組み立ててもらうとか、高いところのものをとってもらうとか、
「男手」を実感するととてもドキドキする。
そうやって頼ることは甘美だけど、
でもやっぱり自分で全部できるようになれたらいいと思うしならなくちゃ。

生活力を身につけて、
ひとりで生きてく力を身につけて、
時折訪れる孤独感を抱きしめて、噛み締めて、
絵を描き続けていけたらいいな。
これからだれかといるのか、ひとりでいるのか、それもさっぱりわからないけれど、
だれといるにせよ孤独をうまくコントロールできるようになってからがいいと思う。

ゴールデンウィークに入り、
本当に好きなことしかせず、好きな場所しか行かずと決めて、
とことんリラックスしようと決断したのだけど、
なかなかできないものです。
仕事の夢を見て焦って飛び起きたり、
夢を夢で見てどこに起きたらよいのかわからなくなってしまったり。

でもまだまだお休みは続くので、
東寺の五重塔の特別展示を見に行ったり、
クレー展を見に行ったり、
バーで一人お酒を飲んでみたり。
そういうことをしようと思う。
明日は競馬にいってきます。天皇賞。

あと５歳くらい年をとって、自分がどうなっているのかは分からないけれど、
あと５歳くらい年をとっていたらよかったのに、と今思うことを果たせていたらいいと思う。