2014年3月10日月曜日

藍の名残をまとう



6「亀は万年」の万年って何年だろうって話をしたなあという落書き

窓から差し込む光がなんとなく柔らかくなってきて、春が近付いたのを感じています。
今年の冬は一度だけ風邪をひいたけれど、昨年よりは寒くも、淋しくもなかった。

2月は、最初に東京に行き、ミヒャエル・ボレマンス、O JUN、大槻香奈さんの展示を三本立てでダッシュで見て回りました。
どれも今年ナンバーワンになりそうな程素晴らしい展示で、行けて本当に良かった。


会場で大槻香奈さんにいただいたこのシール、大事にします。
未だにどこに貼ろうか悩んでいる。

(元々好きだったけど)すっかりボレマンスに魅了され、建仁寺で開催されたボレマンスの企画展も見に行きました。
茶室に展示されるボレマンスの墨絵ももちろん良かったですが、
雪が散らつく建仁寺のお庭や、生けられたお花が素晴らしかったです。
絵に負けないというか、絵より静かで更に強い。

それ以外では、京都の芸大(京芸、精華、京造)の卒業制作展に行ったり、
「ヨハネスブルグの天使たち」という小説の読書会におじゃましたり、
徹夜明けで仕事してそのまま節分パーティに参加したり、
杉本博史さんと浅田彰さんの対談を聞きに行ったり、
思想家の東浩樹さんが京都で研究会にいらしてたのでそれにちょっとだけ参加したり、
大学同期の結婚パーティに行ったり、
東浩樹さんの「セカイからもっと近くに」の読書会に参加したりしていました。
「ヨハネスブルグの天使たち」は、全体的にはそれほど好みの小説ではなかったけれど、
日本製女性型アンドロイドが毎日大量に空から落下し回収されるシーンがとにかく美しくて素敵でした。
そのシーンだけでも読めて良かったです。

今月末は、杉本博史さんが手掛ける文楽、「曾根崎心中」を見に行きます。
現代芸術家の束芋さんの映像作品も絡んでくるようです。
残念ながらそれまでに、文楽劇場で行われている元々の文楽公演を観に行くことは
できませんでしたが、ずっと観に行きたかった文楽、とてもとても楽しみです。

昨日は、夜の公園で久々にブランコを漕ぎました。
のけぞって、上を見上げたら少しだけ桜が咲いていた。
暗闇でも桜の白は浮き上がるのはなんででしょう。
毎年桜を見ているけど、今年の桜はいつもよりずっとずっと楽しみです。

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