2012年9月5日水曜日

human or animals?



高校の英語の授業で、"human or animals?"というテーマでディベートをしました。

"人間の方が動物より優れている"と主張するグループと、
"動物の方が人間より優れている"と主張するグループに別れ、
英語で議論し、第三者にどちらの論理の方が優れているかを判定してもらう、という内容です。

私は、"人間の方が動物より優れている"と主張するグループに振り分けられたため、
その主張をすることになりました。
そこで私が主張したことは、
「人間にはあのアート作品のように自己表現活動を行う。(偶然絵が飾られてる部屋でした)
動物と違い、生命の維持に直接関わりのない行動をとる。
その行為は、社会を形成し、文化を生み出す。
そのような活動は動物には出来ない。だから人間の方が優れている。」
というものでした。
この時のスピーチは後にALTの先生からこっそり褒めてもらえたこともあり、今でもよく覚えています。

その主張から考えると、当時の私が漠然と捉えていたアートとは、「形として残るもの」でした。
しかし、改めて考えると、その感覚は今でも共通している部分があるのではないか、と思います。
身体表現についてはとても無知なのですが、すごく動物的な表現活動といえるのではないかと最近思ったのです。
ダンスや演劇や、パフォーマンス等は、アートというより動物の求愛行動等に由来しているもので、
私がアートと捉えている、形に残るものは、根本を辿ると表現より記録に由来しているのかもしれない。

スポーツも含め、ダンス等身体表現活動は、「生きる」ことに密接に感じる。
そしてアートは、「生きる」活動から一歩距離を空けている、
私はアートとそのように向き合っている、と感じました。

最近、動物的な生き方をするということに対して、
自分が如何に疎かったかを実感したので、そんなことを思い出し、考えてみました。

アートが記録である、はおかしいことではないかもしれない。
しかし、記録は、肉体がないと残せない。
動物的と人間的な生き方のバランスをもっと意識して生活しよう、と思います。

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