2012年1月8日日曜日

当たり前のこと


2012年は年始早々考えていたことが一つにまとまって、
今後の考え方やものの感じ方にも影響がある気がします。
今年1年はそれに基づいて絵を描いていきたい。

また、今年の目標を考えていて、
トランジットでシンガポールの空港に滞在してる間、ずっとクロッキー帳に文章を書いてた。
今回の旅で、私は自分の最大の欠点を見定めることができた。
ニュージーランドを旅行して、といってもニュージーランドという土地は関係なく、
その場でのコミュニケーションによってその答えが導かれたように思う。
幼少期からずっとこの癖があって、思い返せばこの事でよく叱られたと思う。
年齢を重ねて、問題が複雑化しても結局この欠点が根源だった。
それを改善することを、今年1年常に意識していきたい。

今回の記事で書きたいのはその内容ではなく、どうしてたどり着けたか、ということ。
考えたことがひとつにまとまったという内容と自身の反省点、
これらは絵や、制作に対する姿勢で表現したいと思ってるので、ここでは書きません。

旅したことで答えが導かれた、というと、それはまるで「自分探し」のようだけど、旅自体は特別なことではない。
今までの旅行で毎度何かが生まれてきたかというとそんなことはほとんどないし。
ただ、旅は、もしくは旅でのコミュニケーションは、日常を凝縮したものだと感じた。
自分の良い面、悪い面が普段より顕著に表れるので、気付きに至りやすい。
でもそれはあくまで事実でしかなく、ただ気付いただけでは日常と変わりない。
日常でも凝縮されてない分期間を空けての気付きではあるけど、
事実は旅と変わらずそこに横たわってる。

大切なのは事実を汲み取り、それを十分に咀嚼して自分の中で答えを導くこと。
事実に気付くまでがインプットの作業。そこから答えを出すのがアウトプットの作業。
こんな当たり前のこと、大学生の時はきちんと出来てた。
有り余る時間と、自分の一番深い部分を話せる友人に恵まれていた。
私は、大学時代もっと勉強すれば良かったと今更悔いているけれど、
あの時期はひたすらアウトプットしていて、思考の整理もきちんと出来ていた。
今はインプットが多すぎて、アウトプットが追いついていない。
インプットの質も高まったとは思う。その分アウトプットにかかる時間も増えている。

「何もない時間」を買うのが、社会人なんだろうか。考えるための時間。
今回の旅に出るとき、今回は自分の頭で考える時間をたくさん作ろうと決意して行った。
それは実践出来て、実際に答えを導くことができた。
でも旅に出なくても、時間を作る事ができると思うし、それは今後の課題だなあ。
去年はインプットの時間を作ることを意識していたけれど、
今年はそれに加えてアウトプットの時間を捻出することを考えたい。

今年は、SNS、インターネット依存を少しでも抜け出そうと思う。
通勤時間は本を読むことにしているけれど、駅での待ち時間や歩いている時間、
朝、少し時間が空いた時、帰宅してからぼうっとしてる時間、
ついついtwitter見たり、google readerで記事を読んだり、facebook開いたりしてしまう。
刺激的な情報ももちろんあるけど、見る一方で何もそこから生み出せていない。
時間ばかりが過ぎ去って、あまり良い時間ではない。

「旅する時間」を日常でも作ることはできると思うのだ。
それはきっと「ケータイを見ない」でもいいと思う。
職場にいる間は、肉体的にも思考も拘束されてる。それはもちろん仕事だから当然だ。
ただ、それ以外の時間、インターネットに思考を拘束されているのならば、
1日の間に自由な時間が存在していないのではないだろうか。
最近読んだ記事で、インターネットはアルコールと同じだ、とあって、その通りだなあと思った。
アルコールを摂取しなくては本音が言えない人、それがなくては生きていけない人になりたくないけど、
インターネットでそうなっていないか、改めて考えてみようと思う。

自分の考えが明確になったら、どう動けばいいか分かる。
今年はたくさん動ければいいな。したいことがたくさんあるんだ。頑張ります。
NZの具体的な旅行記、写真と一緒にまた載せます。

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