2011年9月1日木曜日

アート台北の話

2泊3日で台湾旅行に行きました。女の子と2人旅行。
アート台北に行ってきました。
作品の写真は、載せたいけれど著作権等問題があると思うので省略します。

アート台北は、先日行ったアートフェア東京と同様に、
世界各国のギャラリーが集結し、アートを展示販売する場です。
アートフェア東京は、東日本大震災の影響もあり、海外のギャラリーが少なかったのですが、
アート台北なら世界の「旬」のアートに触れられると思って行ってきました。
本当に拙い文章ですが、感想です。

実際行ってみると、台湾、北京、日本のギャラリーがほとんどで、
時折ジャカルタ(インドネシア)や欧米のギャラリーがありました。
ジャカルタってギャラリー多いのかな…
会場はすごく広くて、作品数も大変多くて、後半ふらふら。
全部見れたと思うけど少し自信ないくらい。

様々な国のギャラリーを見比べて印象的だったことは、
日本のギャラリー、日本人の作品ってすぐに分かる。
色合いやモチーフといったものではなく、出している空気が違う。
日本だけでなく、各国それぞれ持つ雰囲気というのはあった。
ちなみに中国は、日本より攻撃的、尖っている印象。
欧米諸国は数が少なかったので、あまり分からなかったけれど、
洗練されていてファッショナブル、静かな印象。
台湾は日本と中国の中間で、日本かな、中国かなと思ったら台湾だったり。

全体的に見て、国特有の空気がありすぎるのって、あまり良い印象を抱かなかった。
なので今回のアート台北で、興味深かったのは台湾のギャラリー。
柔軟性を感じた。可能性とも言い換えられると思う。
開いている空間と、閉じている空間。
日本も閉じている印象を受けた。
もちろん個々で見ると、中国の作家ですごく好きな作家もいたし、
その逆も然りだけどあくまで全体を俯瞰しての印象。

そして自分の話。
「好きだー」と思って近寄ると、日本人作家だったことが多かった。
それは、私にとって結構ショックなことだった。
もちろん、日本人作家に良い作品が多いってことがショックなのではなく、
私の感性は、日本に閉じこもっていると感じたこと。

大学生の時、同様のことを感じた。
インターネットや展示等で作品を見ていて、「あ、好きだ」と思ったら、
その作家のほとんどが、同じ大学の在学生、もしくは卒業生だった。
その結果は、誇らしい気分もあるけれど、
自分の感性がその空間に閉じ込められているように思えて、
狭い世界しか見ていないように思えて、焦りを覚えた。
ここでしか生きられないんじゃないか、と思った。

卒業してから、他大学の人と話す機会が増えて、
大学に限らず多種多様な出身の作家の作品を見る機会が増えて、
徐々にその幅が拡大してきたように思う。
自分の大学に固執することがなくなった。
(今でも、自分が卒業した大学をすごく愛しているけれど、それはまた別の話。)

そのときと同じ感覚。
あ、私の嗜好、日本に閉じ込められてるなーって思った。
世界を見ていないことを、思い知らされた。
自分の見る目に偏りがあることを気付かされた経験だったので、
それだけで得るものがあったと思います。

それを制作にも生かせたらいいなと思う。
日本国内で褒めあう作品を作るのは、現代アートの世界では違うはず。
世界に受け入れてもらうには、をもっと考えたい。

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関係ない独り言
ゴールを決めなくては覚悟も決まらないと思った。
私は我侭で、自分を甘やかしている。
仕事のこと、アートのこと、もっと突き詰めて考えなくちゃ。

台湾の写真、また後日載せます^^ 
アート台北以外は食べる旅でした。 ごはん、何食べても美味しかった!
亜熱帯地方が好きなのは、果物が美味しいから。スイカジュースおいしかった…。
そろそろサイトに写真のページを作りたいなあ。

9月が始まりました。今年私がどう変化できたのか、形に残す制作をしたいです。

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