2014年5月9日金曜日

なぞなぞ


高校生の時に読んだ加納朋子の「ななつのこ」と「魔法飛行」を久しぶりに読み返し、
出ていたことを知らなかった、シリーズ3作目の「スペース」も読みました。
1作目の「ななつのこ」が一番好きです。
ある絵本を愛読する短大文学科の女の子が、日常の謎をファンレターに書いて作者に送ったところ、まさかの解答付きで返事が届く連作短編集。
今読んでもいい作りだなと思います。ささやかな蛇足や比喩表現、作者の視点がとても好きです。

しかし謎というものは、私の日常からはすり抜けていってしまうようです。
「いつだって どこでだって 謎はすぐ近くにあったのです。」
という「ななつのこ」の帯コピーはとても素敵で印象的です。
小さい頃は歩く道々謎だらけだったものでした。
世界を「見慣れた」と思うのは傲慢かもしれません。


最近他に読み終わったのは、
村上春樹の新刊短編集「女のいない男たち
野崎まど「[映]アムリタ
三浦しをんの「きみはポラリス
などです。
村上春樹の新刊は読書会に参加したのですが、なかなかの批判されっぷりでした。
私はビートルズのイエスタディに関西弁の適当和訳をつける男の話、「イエスタディ」が一番好きです。

読み散らかしている本には、
などなどあります。
小説は一気読みできるのですが、それ以外はついつい読了前につまみぐいをしてしまっています。

とはいえなかなか本を読む間もないゴールデンウィークでした。
写真を撮って、人と話して、鴨川を横断して、猫を触って、本を買いこんで、
おいしいものをたくさん食べました。


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