2012年8月23日木曜日

生きてた


そういえば、先日人生初の胃カメラを体内にいれました。
胃炎と軽い潰瘍だったのですが、それはいいとしても、
手術も受けたことないので自分の体内を初めて見た。
身体の中は想像よりずっときれいなピンク色で、
胃が赤とピンクのきれいな縞模様になってた。(縞模様は胃炎の症状で痛みが酷いタイプらしい)

胃はカメラが入っている最中も伸縮を繰り返しているのですが、
意図的にコントロールしていないのに身体の一部が動いてるのを目の当たりにして、
自分の意志と関係ないところで、自分が生きてるように思えて、なんだか変な気分でした。
例えば、頭で死にたいと考えている間も、
身体の中では生きるための活動が常に行われているということ。
逆に頭は生きたくても、身体の中に病気を抱えていることもある。
胃カメラ飲んで、お薬頂いてからは、安心したのか胃も痛みません。
思考だけで生きている訳ではない、ということを、
見えないところで活動している人や場所がある、ということを、
ちょっぴり思い出しました。

私の地元には今でも活動している火山、大好きな阿蘇山があるのですが、
火口の中の液体の量は、日によって増減するし、
ガスの量が多い日は火口のそばに近づけないこともある。
火口の中の液体の正体は、マグマの成分が溶けた水らしい。
鉄が緑色、銅が青色になるとのことなので、日によって色が違うように見えるのは、
鉄と銅の比率が変化しているからなのかな。
火口の中の水色、体内のピンク色、
それらは、絵でも写真でも表すのは難しい程鮮やかで、そこに命を感じるのだ。
阿蘇山の火口を見る度に、生命力を感じる。
自分も、地球上にいる生き物すべても、地球も、生きてると感じる。

圧倒的な景色を時々見ないと、自分を俯瞰できなくなってしまう気がします。
頭の中でも、広角レンズとマクロレンズを使い分けれるようになりたい。
休みぼけがようやく治ってきました。
目標を常に設定することを心がけながら、残りの2012年も過ごして行こうと思います。

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